イジメにあったら裏グループで派閥を作れ! コミュ障どもを排除して快適安心LINE活用

スマホ利用者の間で、ショートメールに代わる交流手段として使われている「LINE」。10代・20代の間では圧倒的な普及率だが、その分、新しい人間関係のトラブルも多発している。
特に問題になっているのがLINEでの「イジメ」だ。LINEでは友達同士でグループを作りチャットする機能があるが、その中で、言葉による暴力や嫌がらせが行われている。
これがオンライン限定の繋がりであればまだいいが、学生や社会人のリアルな繋がりをそのままLINEに持ち込んでいる場合は深刻。人間関係を切り捨てることができないため、一日中、LINEを通して他人から苦痛を与えられ続けることになりかねない。他人のことをコミュ障などと言ってるヤツがいるが、人の痛みが分からないヤツこそコミュ障だろっ!!
LINEでのイジメを回避するには、イジメそうな相手をLINEの友達の中に入れないことが先決。LINEを始めたこと自体を相手に知られずに済むのあれば、それが一番だ。
しかし、既にLINE内にある人間関係の中で、雲行きが怪しくなってきた場合はそうもいかない。そこで、LINEでイジメられそうになったときの対応策を解説する。LINEでは「グループ」によって集団が形成され、嫌がらせもその内部で行われる。イジメに対抗するには、「裏グループ」を作ってイジメの主犯格を排除した、別の派閥を形成すればいいのだ。周りの人間を引き込んでグループが出来たら、そこでいまどきイジメなんかやるような主犯格の方をコミュ障呼ばわりしてやればいい。
LINEでのイジメに苦しんでいる人は、ぜひ参考にしてもらいたい。


LINEは使い始めが肝心 初期設定で嫌な相手に見つからないようにする

LINEでのイジメを回避する一番の方法は、自分をイジメるような相手とは最初から繋がらないことだ。簡単なことのようだが、LINEではスマホのアドレス帳を検索して友達を自動的に登録するので、嫌な相手の登録があった場合は、勝手に繋がってしまう。また、自分のIDが周囲に知られてしまうと、ID検索によって見つけ出され友達申請を送られる可能性もあり、そうなってからでは力関係的に断ることはできないだろう。初期設定時にアドレス帳を使わない設定にし、ID検索も不許可にして、直接自分とやり取りしないと友達になれないようにしておこう。

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LINEへの最初の登録を行うときに、スマホ内のアドレス帳から友達を探すかどうかの確認画面が表示される。ここで必ず「今は利用しない」を選択しよう。まっさらな状態でLINEを始められるので、そこから信頼のおける友人だけと繋がるようにすれば、イジメのトラブルをあらかじめ避けられる

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イジメの主犯が、誰かから自分のIDを聞き出して友だち通知を送ってくるかもしれないときは「IDの検索を許可」のチェックを外しておけば、ID検索からの友達申請も回避できる。これで嫌いな相手から友達通知が飛んで来て、嫌々ながらLINEで繋がる……なんてこともない

イジメに対抗してのブロックは危険 使いどころをよく考えて

LINEでの嫌がらせを避けたいなら「ブロック」は最も手っ取り早い方法。ブロックした相手からのメッセージはLINE上に一切表示されなくなるので、とりあえずは精神の平安を保てる。しかし、相手はブロックされたことに気付かないため、イジメの標的が急にシカトを始めたように見えて、火に油を注ぐ結果になる恐れがある。オンラインのみの関係ならブロックで繋がりを断ち切れるのでいいが、現実でも接点のある相手をブロックするのは、リスクが高いので避けるのが無難。

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LINEでうっとうしく絡んでくる相手を単に除外したいだけなら、「ブロック」が最も簡単。「トーク」の画面で左上のボタンから「ブロック」を選択するだけでよい。しかし、現実でも繋がりのある相手からの「イジメ」の場合はさらなるトラブルを招くことも……

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「ブロック」を行うと、相手が何を言ってもこちら側のLINE上には表示されなくなる。しかし、これは相手にしてみればシカトされているも同然であり、火に油を注ぐ結果になりかねない。相手が本気でイジメまくるモードに入ったにもかかわらず、ブロックしていたがゆえに、その危機的状況に気付かないこともあり得る

グループでほかの仲間を囲い込んでイジメの主犯格を孤立させる

「イジメ」への対処は非常に難しいが、対応策の1つとして、もし自分の所属するグループ内で自分がイジメられそうになったら、まずは集団の力関係を観察するところから始めよう。多くの場合、全員から均等にイジメられるというよりは、元凶となるリーダー格の先導によるところが大きい。「そいつさえいなければイジメられない」という状況が見込めたなら、そのリーダー格をゆるやかに排除した人間関係を作るのだ。

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グループ内で、自分だけが除け者にされる状況になってしまった場合。自分以外のメンバーは皆、敵に見えるかもしれないが、実際にイジメを先導しているのは1人か2人。残りは場の空気に流されて参加しているに過ぎない

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例えば、4人グループで自分(山田)がイジメられているとする。イジメを先導しているのはリーダー格(菊池)だが、この4人のグループ内にいる限りは、リーダー格(菊池)の影響力が強いため、自分をイジメる空気はなかなか払拭できない

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そこで、LINEで新しいグループを作成して、集団内でリーダー格を除外したネットワークを作る。最初に引き込むべきは、次にイジメのターゲットになりそうな弱者。少しずつ手を広げて自分の派閥を形成していく。LINEでは友達が別のグループに入っていても、招待されない限りは見えないので、リーダー格に気付かれないまま根回しを行える

イジメの主犯格がグループに入ってきたら…決別を宣告する「強制退会」

LINEで裏の人間関係を作っていたら、誰かの密告でイジメの主犯格が秘密のグループを見つけてしまった。主犯格はグループに乗り込んできて、イジメをしやすい雰囲気に変えようとするだろう。元のグループと同じ空気になってしまったら元も子もない。そんなときは最後の手段として「強制退会」で排除する方法がある。ただし、この方法を取った場合は、関係は全面的に悪化するのは避けられない。主犯格以外のメンバーを掌握し、力関係が完全に逆転した状態で行うこと。

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グループに入れたメンバーで空気の読めない者、あるいは悪意を持った者が、イジメの主犯をグループ内に招待するかもしれない。LINEのグループは参加を制約する権限は誰にもないので、誰でも招待すれば参加できてしまう

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そんなときは奥の手の「強制退会」。グループの設定を開いて、「メンバー」から除外したい名前を長押ししよう。削除の確認ダイアログが表示されるので「はい」をタップ。これでグループから邪魔な人間を強制的に排除することができる。排除された側は、誰によって強制削除されたのかは分からないようになっている。だが、グループメンバー内の誰かなのは明らかなので、リーダー格は疑心暗鬼になるし、最初に疑われるのは間違いなく自分である。これを機に、グループからリーダー格を排除する覚悟をもって行うべき。もし準備が整っていないのなら、そのグループは放棄して、新しく別のグループを立ち上げるべきだろう

どうにもならないときはLINE自体を止めてしまうのもひとつの手

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ここまでLINEでのイジメ対策を解説してきたが、これはあくまで1つのプラン。イジメに至る人間関係は千差万別で、絶対的な解決方法はありえない。もし、どうしても人間関係のトラブルを回避できない場合は、LINE自体をアンインストールしてしまうのも1つの手だ。ブロックだとこちらから見えないだけで、相手側からは自分にメッセージを送信できる状態になっているが、LINEをアンインストールすると、相手の友達リストから自分の名前が消える。LINEを使っていることで逆にイジメが悪化していると感じられたら、すっぱりを手を切って、相手との接点を少しでも減らすというのも対策の1つだ。

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2012年09月04日19時03分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード: | Short URL
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